オランダの住民票!BSNナンバーの取得手続き【移住手続き】
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オランダの移住手続きの中で最も重要なのが、BSNナンバーの取得です。
これは、オランダのマイナンバーのようなものなのですが、日本のマイナンバーとは違いBSNナンバーはオランダで生活していると、あっちこっちで必要になります。
銀行口座の設立、健康保険の加入、携帯電話の契約、免許証の書き換え、語学試験の受験
などなど、今後必ず必要となるナンバーです。
なので、BSNナンバーを取るとオランダ移住手続きの第一段階が終了と思っていただければ大丈夫です。
というわけで、
そんなBSNナンバーの解説と取得手続きを説明していきます。
BSNナンバーと仮BSNナンバーの概要
BSNナンバー(BergerServiceNummer)は、オランダの住民登録システムBRP(BasisRegistratie Personen)に登録するともらえる、住民登録ナンバーです。
オランダは、オンラインの住民管理が非常に進んでおり、BSNナンバーを提示するだけでその人についての行政データを簡単に管理、確認できるようになっています。
最たるには、DigiDというオンライン行政サービス・アプリがあって、市民は色々な手続きがオンライン上で行えるようになっています。
なので、BSNナンバーはオランダのマイナンバー(強化版)と思っていただければ大丈夫です。
そんな、BSNナンバーは6ヶ月以上滞在する場合は登録の義務が生じます。
そうでなくても、銀行口座が開設に必要なので、できるだけ早く取らないとオランダにお金が送金できないので苦しい生活を余儀なくされます。
BSNナンバーの申請は滞在許可証の発行が完了すると行えます。
なので、まずはビザの申請を全力で終らせることになります。(と言ってもなかなか進まないのが世の常なので注意。)
仮BSNナンバー
本BSNナンバー以外に仮BSNナンバーという制度もあります。これは、長期滞在許可を持たない人ための制度で、RNI(Registratie als Niet Ingezetene)と言います。
これは、観光ビザでも申請でき、有効期限4ヶ月です。
なので、長期滞在ビザが発行できるまでの間に銀行口座を作りたい人は、仮BSNナンバーを取得することで可能になります。
ビザが下りて、本BSNナンバーを取れるようになると仮BSNナンバーがそのまま変わらずBSNナンバーになります。登録し直しなどをする必要もないので安心です。
※仮BSNナンバーで登録される情報は十分ではなため、健康保険加入、DigiD登録などいくつかの手続きは行えません。
BSNナンバーに必要な書類
BSNナンバーの申請に必要な書類は、
- 滞在許可証(≒ビザ)
- パスポート
- アポスティーユ済み戸籍謄本または抄本
- 戸籍謄本または抄本のリーガリゼーション済み翻訳文または抜粋文
- 賃貸証明書
です。
家を借りる時、市役所への住所登録(Inschrijven)が可能か忘れずに聞くことが大事です。
オランダの各家には許容人数が決められており、それ以上の人はその家を住所として登録できません。ですが、違うところ(実家など)に住所を置いておいて、実際は許容人数を超えて部屋を貸し借りすることもできます。
このような部屋の場合、賃貸証明書は発行できず住所登録はできませんので注意が必要です。
アポスティーユとリーガリゼーションの説明については以下の記事をご覧ください。
BSNナンバーの取得手続き
家が借りられ、ビザの発行が完了したら、BSNナンバーの申請手続きを始めることができます。
上の書類を準備し、近くの市役所(Gemeente)に申請(Aanvraag)しにいきます。
市役所にはHPからオンラインアポイントを取らなければなりません。
お近くのGemeenteのHPから「Afspraak maken」を探し出して、「Bergerzaken」を選択。
「Bergerzaken」の「Verhuizing vanuit buitenland(Immiguration)」のアポイントをとります。
RNIの仮BSNナンバーの場合は、「Bergerzakan」の「RNI inschrijving(RNI registration)」のアポイントをとる。
これで、アポイントが取れたので、予約日に市役所に申請しに行きます。
無事に申請が完了すると、1週間ほどで市役所から登録内容が書かれた手紙が届くので間違ってなければそれで手続き完了です。
まとめ
以上が、BSNナンバーの概要と手続き手順でした。
BSNナンバーの1番の難所は、書類を準備することです。
賃貸証明書や滞在許可証・ビザを取ることもさることながら、
アポスティーユ認証の戸籍謄本または抄本を日本から準備し、それをリーガリゼーション(合法化)するという手続きが必要になります。
これを簡単に説明すると、
まず、日本の市役所で戸籍謄本/抄本を購入し、外務省にアポスティーユ認証を申請します。
アポスティーユ認証を受けた戸籍はその後、翻訳して翻訳文の認証をもらいます。
⑴在オランダ日本大使館に記載事項の抜粋証明をもらい、オランダの外務省でリーガリゼーションしてもらう。
⑵オランダ法廷の定める翻訳家に翻訳してもらう。
のどちらかで、この手続きを済ませることができます。
この詳細は下の記事にて書いていますのでこちらもご参考ください。