オランダ・学生ビザ申請条件【HBO・大学進学】
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みなさんこんにちは。
オランダに留学する際に、もちろん必要になるのが「学生ビザ」です。
基本的には、学校から申請するため学校の指示に従うことにはなりますが、
学校からの連絡がなかなか来なくて、不安になることもあるかと思います。
ということで今回は、
オランダの学生ビザの申請手続をオランダの移民局の説明に沿って詳しく説明していきます!
オランダ移民局(IND)- 大学・HBOへの進学について
注意
オランダはルールがコロコロ変わることで有名です。
今回は、2018年8月現在の内容を解説していきますが、説明文が変わってないかを上のリンクから必ず確かめてください。
また、そのことから内容に関して一切責任を負えないことをご理解の上でご参照ください。
オランダの学生ビザの申請が必要でない人
意訳
HBOまたは大学で勉強する
オランダのHBOまたは大学で勉強するためには、滞在許可が必要です。その滞在許可の条件と申請手続きは何かって?
EU/EER加盟国またはスイスの国籍を持っている人とその家族には、これ以外の条件が適用されます。
つまり、EU加盟国とEER加盟国またはスイスの国籍を持っている人とその家族、
また、EU加盟国の学生は、今から紹介するオランダの学生ビザの手続きは必要ありませんよ。
という話です。
日本から留学に来ている人にはほとんど当てはまらないかと思うので、
順当に次の説明に進みます。
学生ビザの申請条件
学生ビザの申請条件ですが、
-
全ビザ共通の申請条件
-
学生ビザ用の申請条件
の両方を満たしている必要があります。
全ビザ共通の申請条件
意訳
オランダの滞在許可を申請するあたって、まず全ての滞在許可に適応されるいくつかの共通条件があります。
✔︎有効なパスポートか旅行書類を持っていること。子供は親のパスポートに一緒に乗っていても構いません。
✔︎antecedentenverklaring(前科の申告書)を記入すること。antecedentenverklaringは申請書類に含まれています。この申告書では刑法上の前科の情報を申告します。犯罪を犯したことがないこと、嘘の申告をしたことや、オランダに不法滞在したことがないかなどを申告します。12歳以下のこの申告書を記入する必要はありません。
・Vrijstelling tbc-plicht(結核義務の免除)に載っている国の国籍保持者
・有効な滞在許可を持っている
・6ヶ月以内に結核検査をオランダでしている
日本国籍を持っている人の場合は、
✔︎有効なパスポートはもちろん持っているはず。
✔︎前科の申告書は普通に書く。
(学生ビザなら学校からもらう申請書類に恐らくは含まれています。)
✔︎日本は結核義務の免除リストに載っているので大丈夫です。
という感じで、この滞在許可の共通申請条件は問題ないかと思います。
前科の申告書に関しては、下の記事で詳しく解説しています。
学生ビザの申請条件
意訳
条件
まず、全員に有効な条件がいくつかあります。その条件に続いて、あなたとあなたの教育機関は以下の条件が適応されます。(この手続きと条件は交換留学生にも適応されます。)
✔︎ フルタイムの認証全日制教育課程履修のための高等職業専門学校または大学への登録の(仮)証明を持っていること。その高等職業専門学校または大学はINDによる公認顧問である。公認教育機関はopenbaar register erkende referenten(公的に登録された公認顧問)に記載されています。
✔︎ 十分な資金を持っていること。この収入は自身のもので永久的なものであること。これはいくつかの方法で証明することができます。
✔︎ 取るべき単位の半分を毎年獲得すること。これは、studievoorgangsmonitoring(学業進行監視)と呼びます。
トルコ国民とその家族に対しては、違う条件が適応されます。
これが、学生ビザの申請にのみ必要な条件です。
1個目の条件に関しては、学生ビザは基本的に学校を通して行うので、
学校に学生ビザの申請をお願いし出来ている時点で「実は公認の教育課程ではなかった!」みたいなことは起こらないかと思います。
問題は2個目と3個目の条件ですね。
2個目の条件に関しては、基本的に学生をしながらまとまった収入を得ることは出来る人はいないと思うので、留学に必要な金額が銀行口座に入っていることを証明することになります。
留学に必要な金額とは、大学1年目修了までに必要な諸々の金額(授業料、滞在費、語学勉強費:語学試験受験代、語学学校代など)を持っていることを証明することになります。
おそらく、オランダの銀行口座は申請段階では作れないと思うので、日本の銀行口座の残高を証明することになります。
ですが、基本的にユーロにして証明しないといけないので、外貨預金の口座が必要になると思っておいたほうがいいです。
3個目の条件は、頑張って取るしかありません。
1年間の単位数はおそらく60単位なので、30単位は最低で取る必要があります。
(年間30単位だとおそらくどの大学でも留年ですが。)
学習に向けての準備
意訳
学習に向けての準備
入学許可の条件を満たすために、例えば、英語やオランダ語のコースを取る期間が必要ですか?
一回に限り、最大12ヶ月間の学生ビザを学習に向けての準備に取ることができます。
あなたの教育機関が学習のために必要な要件を決めます。英語で授業を受ける場合、次のIELTSスコア(またはそれ相当の試験)が必要です。
✔︎ 直接、次の教育に進む:IELTS 6.0
✔︎ 最大12ヶ月間の準備期間を得る:IELTS 5.0
✔︎ 最大6ヶ月の準備期間を得る:IELTS 5.5
オランダの学生ビザの優しいところは、入学前の準備のためにもビザを出してくれることです。
オランダ語の授業を受ける人は特にこの制度を重宝することになると思います。
しかし、12ヶ月間を1回限りなので、学校が定める入学基準を12ヶ月以内にクリアしなければ学生ビザは切れることになります。
ちなみに、オランダ語を12ヶ月間で大学入学要件としてお馴染みのNT2合格レベルまで伸ばすのは、日本で準備して来ないとかなり厳しいです。
英語プログラムの大学院進学の場合は、IELTS 5.0以上ないと準備期間ももらえないので注意。
申請費用
意訳
費用
この申請にかかる費用は192ユーロです。
これはきっと学校に払うことになります。
もしかしたら、学校が太っ腹に払ってくれるかも?
それは学校次第です。