オランダ・労働許可申請の条件【TWV・GVVA】
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オランダで働きたい皆さん。
オランダで、労働、(有給・無給)ボランティア、インターンシップなどをする場合には、労働許可が必要です。
というわけで今回は、
オランダ雇用保険管理局「UWV」のHPより、労働許可の条件について和訳・解説していきます。
労働許可については以下の記事も参照ください。
UWV - 労働許可の条件:
注意
オランダはルールがコロコロ変わることで有名です。
ここでは、2018年8月現在の内容を解説していきますが、説明文が変わってないかを上のリンクから必ず確かめてください。
また、そのことから内容に関して一切責任を負えないことをご理解の上でご参照ください。
- 労働許可の条件
- まずオランダとEERから採用する
- 求人をUWVに申請する
- 滞在許可
- 労働条件を遵守する
- 住居を確保する
- 18歳以上
- 労働法に違反していないこと
- 労働許可の条件についてのお問い合わせ
- まとめ
労働許可の条件
意訳
労働許可の条件
労働許可(TWVまたはGVVA)を被雇用者に対して申請したい場合、いくつかの条件を満たす必要があります。例えば、まず最初にオランダまたはEER加盟国の候補者を探して、UWVの雇用者サービスセンターにあなたの求人を申請しなければなりません。続いて、雇用者として基準の労働協定給与で、常に最低限の最低賃金を支払わなければならず、また外国人の被雇用者のために十分な住居を確保しなければいけません。これについて適応される労働許可の法的規制についての詳細は、wetten.overheid.nlから参照ください。
>労働許可の条件
>労働許可の条件についてのお問い合わせ
労働許可を得るためにはまず、
オランダまたはEER加盟国の出身者に該当者がいなかったことを申告しなければなりません。
また、給与も最低限でなくてはなりません。
特に、オランダまたはEER加盟国で該当者がいないことを証明することが非常に難しくなります。
移民に何でもかんでも仕事を持って行かれないようにしているわけですね。
それでは詳しく、労働許可の条件について見ていきます。
まずオランダとEERから採用する
意訳
1. まずオランダとEERから採用する
まず、適当な候補者をオランダまたはEERから探すように努めなければなりません。
-
申請の際に、最低で3ヶ月間は候補者を探したことを証明しなくてはなりません。
-
(国際的な)インターンネット上、人材派遣代理店、また広告の掲載などのように広く探さなくてはなりません。これは、労働許可の申請の際に、UWVに示さなくてはならず、これについてのコピーを同封しなければなりません。
オランダやEER加盟国の出身者で適当な人材がいないことの証明は、
3ヶ月間、ありとあらゆる方法を使って求人を出した結果いなかった。
とういことが一つの基準のようです。
また、これも求人を出したことをUWVに証明しなくてはいけません。
オランダまたはEERの従業員を探さなくても雇用できる例外
意訳
以下の従業員については、最初にオランダとEERから探す必要はありません。
-
週16時間以内の範囲で働く留学生
-
一定以上の収入を得ているアーティスト
-
国際企業の重要な役職の従業員
-
アジアの料理人
グループごとの特別な条件では被雇用者ごとに、雇用努力証明のコピーを同封しなくては行けないかを見ることができます。
インターンシップ生や学生のアルバイト、またその人にしかできない特別な仕事などをしている人はダイレクトに雇うことができるということです。
アジアの料理人が何故にこんなにオランダで多いのは、この理由から来てそうですね。
求人をUWVに申請する
意訳
2. 求人をUWVに申請する
あなたは、UWVの雇用者サービスセンターに求人を申請しなければいけません。それによって、UWVは適当な候補者に斡旋することができます。これは、労働許可(TWVまたはGVVA)を申請する最低5週間前に行います。
werk.nlにて、雇用者サービスセンターに直接、求人を申請します。
あなたは、UWVにいつでも候補者探しの援助を申し出ることができます。そのためには、雇用者サービスセンターに求人を申請してください。UWVはこれによって、EURES(ヨーロッパ雇用サービス)と700以上の雇用代理人のいるヨーロッパネットワークと共に協働します。
つまり、求人が必要ならどしどしご応募ください。ということです。
オランダで働きたい日本人としては、
なんで、求人にそんな大層な支援するんだよ。。。てか、そんなネットワーク作らないで。。。
って感じですね。
移民がそう簡単にオランダで働けると思ったら大間違いじゃと言わんばかりです。
滞在許可
意訳
3. 滞在許可
外国人の被雇用者は有効な働くことができる滞在許可を所持(またはこれから取得)していなければなりません。仕事が3ヶ月以内の場合、おおよそはビザのみで十分です。ビザ申請についての詳細はrijksoverheid.nlにて参照ください。
日本国籍を持っていれば、3ヶ月以内の滞在はビザの申請なしで可能です。
なので、3ヶ月以内の労働に関しては滞在許可の申請は必要なく、労働許可のみが必要です。
3ヶ月以上の労働をする場合は、労働許可を取る以前に滞在許可がないとオランダに滞在できません。
労働条件を遵守する
意訳
4. 労働条件を遵守する
外国人の労働者でも、オランダ人用の法的基準や労働条件を遵守しなくてはなりません。ということです。
日本人としては当たり前ですが、発展途上国からの出稼ぎ労働者を安い賃金や長時間で雇うのはダメですよってことでしょうね。
住居を確保する
意訳
5. 住居を確保する
外国人の被雇用者に対して、安全で清潔に住む場所を確保します。
これはこっちとしてはいい制度ですね。
ただ、「いやー、自分で探したほうがいい場所やったんじゃね?」みたいなことも起こるかもしれません。
18歳以上
意訳
6. 18歳以上
外国人の被雇用者は18歳以上でなくてはなりません。
18歳以下でオランダに来て働けるような超自律的少年は本当にいるのか。笑
ただ、駐在の息子さんなどはこの条件に当てはまってアルバイトができないなんてことがあるのかもしれませんね。
労働法に違反していないこと
意訳
7. 労働法に違反していないこと
申請の前5年間で労働法の不履行によって罰金を課せられていないこと。例えば、最低賃金以下を支払っていたことや労働許可のない外国人の被雇用者を働かせていたなどです。
過去にこういった不履行が一回でもあれば、その雇用者は外国人を雇えないそうです。
運悪く、雇用先がこれに当てはまってしまえば諦めるしかありません。
労働許可の条件についてのお問い合わせ
意訳
労働許可の条件についての問い合わせ
条件について質問がる場合、電話:(088) 898 20 70から私たちにお問い合わせください。月曜日から金曜日までの9:00から16:30までが対応可能です。
UWVはメールでの問い合わせはできないようです。
まとめ
以上が、オランダ労働許可を申請する際の条件でした。
オランダまたはEERから探さなくてもいいような仕事でないと、実際問題として労働許可を申請するに至ることは難しそうです。
それに当てはまらない場合は、なんとか当てはまる例外の中で仕事を探す必要があるでしょう。
以下の記事もぜひ参照ください!
以上です!