オランダの労働許可が必要ない例外条件【TWV・GVVA】
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オランダで働きたい皆さん。
オランダで働くには「労働許可」が基本的には必要です。
労働許可には「TWV」と「GVVA」の2種類があり、
TWVは、3ヶ月未満の労働に対して、
GVVAは、3ヶ月以上の労働に対して必要になります。
ですが、労働許可の必要ない例外条件があります。
今回は、
オランダ雇用保険管理局「UWV」のHPより、労働許可の必要ない労働条件について和訳・解説をしていきます!
UWV - 労働許可の例外:
注意
オランダはルールがコロコロ変わることで有名です。
ここでは、2018年8月現在の内容を解説していきますが、説明文が変わってないかを上のリンクから必ず確かめてください。
また、そのことから内容に関して一切責任を負えないことをご理解の上でご参照ください。
- 労働許可の例外
- 「自由に労働を許可する」と記載されている被雇用者
- 有給ボランティアをする難民
- 自営業者
- 外国に住んでいて、オランダで時々働く被雇用者
- 知的労働移民
- 国際貿易規則
- 国際企業の派遣員
- 国際的同意に基づく仕事
- 国境をまたぐ輸送業
- 企業または人材派遣経由での被雇用者
- 建築学の学生
- 例外についての問い合わせ
- まとめ
労働許可の例外
意訳
労働許可の例外
EER加盟国またはスイス以外の国から来た人があなたの元で働く場合でも、時に労働許可が必要ない場合があります。自営業者や知識労働者などがこの特定の条件に当てはまります。それでも、場合によっては被雇用者はUWVに申請しなくてはいけませが、それ以外の場合は、何もしなくても問題ありません。以下に、労働許可を申請する必要のない主な条件を示します。
-
「自由に労働を許可する」と記載されている被雇用者
-
有給ボランティアをする難民
-
自営業者
-
外国に住んでいて、オランダで時々働く被雇用者
-
知的労働移民
-
国際貿易規則
-
国際企業の派遣員
-
国際的同意に基づく仕事
-
国境をまたぐ輸送業
-
企業または人材派遣代理店経由での被雇用者
-
建築学の学生
-
例外についての問い合わせ
スイスまたはEER加盟国以外の国から来た人がオランダで働くには、基本的に労働許可が必要になります。
これは、正規雇用、アルバイト、ボランティアなど全てです。
ですが、箇条書きの12個の条件では労働許可が必要にならない例外になります。
それを一個一個、和訳・解説していきます。
「自由に労働を許可する」と記載されている被雇用者
意訳
「自由に労働を許可する」と記載されている被雇用者
-
これは滞在許可証またはパスポートのステッカーに記載されています
-
これは時に一定期間のみ有効です
「自由に労働を許可する」の記載についての詳細はINDに連絡を取ってください。連絡先はINDのホーウページより参照してください。
滞在許可証の裏のビザの種類の下の欄に、労働許可についての内容が記載されています。
日本人で学生ビザを取った場合は、以下のように書かれているはずです。
「Tewerkstellingsvergunning (TWV) vereist voor arbeid van bijkomende aard, andere arbeid in loondienst niet toegestaan」
つまりは、日本人は基本的にこれには当てはまりません。
有給ボランティアをする難民
意訳
有給ボランティアをする難民
難民(逃亡書類を持っている者、または以前のW書類)は有給ボランティアが可能です。これに対しては労働許可は必要ありませんが、UWVは、それが有給ボランティアかどうかは検査します。以下の条件が適応されます。
-
その活動は大部分が無給である。
-
難民が有給ボランティアをする企業は、利益を生み出すことを目的とはしていない。(例えば、組織や団体など。)
-
その仕事は、一般社会の利益がある。例えば、コミュニティーセンターまたは教会でのボランティアや、高齢者の散歩同伴などです。
雇用者が被雇用者にボランティア宣誓書を要求した場合、その宣誓は3年間有効で、1人に対してではなく、同種のボランティア活動に適応されます。これについては、uwv.nlのボランティア宣誓書の申請に記入します。
UWVの受理通知を受け取った場合、それから難民は、ボランティア宣誓書の待機中もボランティアを開始することができます。条件を満たしておらず、ボランティアをできないことが判明した場合は、その活動を終えなければなりません。
これ関しては、電子申請書を利用することが出来ません。申請書を(088)898 20 70に依頼してください。
難民の労働についての詳細は、rijksoverheid.nlで参照ください。
日本人は、難民認定を受けられる書類は取得できないはずなので、これは全く当てはまりません。
滞在許可を持つ難民
意訳
滞在許可を持つ難民
INDが難民申請を認可すれば、逃亡者は滞在書類「期限付き難民」を受け取ります。ここに難民が働けると記載されており、これによって労働許可は必要ありません。
もちろん、これも日本人には関係ありません。
自営業者
意訳
自営業者
滞在許可「自営業としての労働」を持っている場合は、その滞在許可が発行された仕事に対してのみ働くことが可能です。
自営業者として、フリーランスビザと言われるビザを取得した場合、その過程で事業プランを提出する必要があります。
その事業プランについての仕事が許可されているわけなので、それ以外の仕事をすることはできません。
外国に住んでいて、オランダで時々働く被雇用者
意訳
外国に住んでいて、オランダで時々働く被雇用者
時々、短期でオランダで働く被雇用者の例は、ビジネス上の会議をしに来た被雇用者や公演をしに来たミュージシャンなどが例に挙げられます。
こういった人の場合は、会社や所属事務所が対応してくれるような気がしますが。
知的労働移民
意訳
知的労働移民
知的労働移民は、高等教育を受けた被雇用者で、経済に(専門分野の)知識によって貢献する人のことです。彼らは、有効な滞在許可証を持っている場合に、オランダのみで働くことができます。詳細は、ind.nlの知的労働移民の雇用についてを参照ください。
知的労働者として雇われる場合は、労働許可はいらないんですが、
知的労働者として認定されるには、
-
30歳未満なら、月収3229ユーロ(約42万円/月)
-
30歳以上なら、月収4404ユーロ(約57万円/月)
がまず必要なので、かなり厳しいです。
また、他にも詳しい条件があります。それはこちら。
国際貿易規則
意訳
国際貿易規則
政府は、国際貿易企業の雇用者に柔軟に外国人の被雇用者をオランダで働かせる機会を設けています。一時的で、オランダの被雇用者では履行できないことが、この条件です。例えば、被雇用者がオランダで新しい機械の研修を受ける場合などがそうです。国際貿易規則についてを参照ください。
この場合も、企業の法務関係の担当者がやってくれるのではないでしょうか。
なので、説明は省きます。
国際企業の派遣員
意訳
国際企業の派遣員
外国人の被雇用者が「国際企業の派遣員」としての滞在許可を持っている場合は、労働許可を申請する必要はありません。この許可は、EU会議の中にあり、研修員、スペシャリスト、または国際企業グループの中で一時的に派遣されたHBOレベル以上の指導者に有効です。以下の状況が有効になります。
-
外国人の被雇用者が3ヶ月以上派遣され、「企業内での派遣」としての滞在許可をまだ持っていない場合、ind.nlにて申請します。
こちらも、先ほどと同じく企業がやってくれるはずなので説明を省きます。
国際的同意に基づく仕事
これも、企業の話なので説明を省きます。
国境をまたぐ輸送業
意訳
国境をまたぐ輸送業
スイス、またはEU/EER加盟国内で輸送業に就いている場合、政府は国境またぐ輸送業(Grensoverschrijdende dienstverlening)と呼びます。労働許可を申請する必要はありませんが、被雇用者はUWVに申請しなければなりません。これは以下の申請書によって行います。
-
国境をまたぐ輸送業申請
-
国境をまたぐサービスの通達
クロアチア人は最近認められたらしいですね。
これも詳しい説明は省きます。
企業または人材派遣経由での被雇用者
意訳
企業または人材派遣代理店経由での被雇用者
企業または人材派遣代理店から雇用した場合、企業または人材派遣 代理店が労働許可を申請しなければなりません。雇用者は、労働許可を正式に受け取っているか確認し、あなたの管理用にコピーを取ってください。
他の起業からの派遣の場合は、派遣元の会社が労働許可を取るそうです。
なので、人材派遣を利用している場合は、人材派遣会社に労働許可を取るようにお願いしなければなりません。
建築学の学生
意訳
建築学の学生
建築学の学校で学んでいる生徒の雇用者の場合で、教育課程に重要な職業経験を得るために必要である場合、以下の条件を満たせば、労働許可を申請する必要はありません。
-
学生は労働同意書を持っている
-
給与は労働協定または市場価格によるものである
-
学生は最大週20時間までで働いている。
それも、週20時間以内まで大丈夫なので、つまりは仮に月80時間、最低賃金で働いたら月10万円ぐらいにはなります。いいですね〜
例外についての問い合わせ
意訳
例外についての問い合わせ
例外については、電話:(088) 898 20 70から私たちにお問い合わせください。月曜日から金曜日までの9:00から16:30までが対応可能です。
質問がある場合は、電話しないといけないそうです。
メールじゃダメなのか。。。笑
まとめ
というわけで、労働許可が必要ない例外の条件でした。
企業を通して行うような申請以外は、基本的に日本人が当てはまることはありません。
強いていうなら、建築学の学生ぐらいです。
つまりは、日本の留学生や移住者がオランダで働くためには、
基本的に労働許可が必要ということです。
労働許可についての記事もぜひご参照ください。