オランダ語 独学のすゝめ

オランダ語は独学で習得出来る。情報さえあれば。

日本人は語学学習に向いてない?

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海外留学なんかで色んな国の留学生と交流したことがある人ならわかると思うのですが、

海外の多くの国の人は自分よりもはるかに語学の習得が早いんです。

 

非常にジェラシーを感じる事実で、明らかに自分達より学習時間が短いのに早く習得できるんです。特にリスニング。

 

どう考えても個人の能力の違いだけでは収まりきらないこの差は、どうやら語族というものが関係しているようです。

 

今回は、そんな語族による語学習得について紹介していきます。

 

 

語族とは何ぞや

言語には語族というものがあります。

これは、言葉の由来を元にグループにまとめたもので、例えばオランダ語なら西ゲルマン語族というグループに属しています。

 

西ゲルマン語族には英語、オランダ語、ドイツ語があり、この3つの言語は近い由来を持っているので、非常に近い言語と言えるというわけです。

 

もちろん、近い言語ということは文法や単語が似ており、学習しやすいということになります。

つまり、ドイツ人とオランダ人にとって英語は非常に習得しやすい言語なんです。

 

 

ヨーロッパは言語のつながりが強い

下の図は言語マップといい、どの言語がどの程度関係しているかといことをマップ化したものです。

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これはヨーロッパだけですが、このように世界中の言語は語族にまとまって強いつながりを持っています

 

特にヨーロッパの言語はロマンス語ゲルマン語族に分類され、

各語族間でつながりが強いだけでなく、ラテン語族とゲルマン語族間でもつながりが若干あるので、どの言語も文法や単語で多くの共通点があります。

 

特に、フランス語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語あたりの言語はつながりが強いらしく、これらの言語のネイティブはお互いの言語を学習しなくても読み聞きならできるそうです。

 

 

日本語は唯一無二の日本語族

近い言語なら学習しやすいということは、今から第二外国語を選ぶ自分は日本語と同じ語族の言語を選べばいいのか!と思った皆さん。

 

残念ながら、日本語は世界で唯一語族仲間がいない言語なんです。

日本語は日本語族という語族に属しており、この日本語族に属している言語は日本語のみです。

 

韓国語は由来が近く、特に文法が似ているとは言われますが、それでも同じ語族なるほどの繋がりはありません。

 

つまり、日本語がネイティブであること自体が他の多くの言語を学ぶ上でディスアドバンテージという訳なのです。

 

 

リスニングは特に言語のつながりの有無の差が出る

特に、リスニングには関してはディスアドバンテージが大きく、多くの言語間ではほとんど勉強しなくてもリスニングはできるという言語がいくつかあるぐらいです。

 

一方、日本人にとって、他のリーディング、ライティング、スピーキングと比べても、最もリスニングは時間を割かなくてはならないパートです。

 

というように、我々日本人は日本語を話すという時点で、第二言語の習得に大きなディスアドバンテージを抱えています。

なので、語学学校などに通うとメンタルをやられるかもしれませんが、逆に開き直って、日本語はめちゃ難しいんだぞ!と、言い張りましょう。

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