オランダ語ニュースを解説 1-1【リスニング教材】
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こちらは、オランダ語を勉強するも教材不足に悩んでいる人に向けたものです。
以下の動画で話されている文章を解説していきます。
今回は動画の0~30秒あたりの文章について解説していきます。
動画にも字幕がついていますが、話し言葉と書き言葉の関係で省略されていたりします。こちらの方には省略された文章も載せています。
・使われ方のイメージ
以下の動画をリスニング・ディクテーションしてもらって、
その後に文章の意味と文法的な解説を理解してもらう
という風に使ってもらうことをイメージして作成しています。
ですが、もちろん好きに使ってもらって大丈夫です。
Zo snel maakt Netflix traditionele tv kapot
文章と意訳
⑴Ik kom er niet achter, maar ik ben benieuwd
私には分かりませんが、興味があります。
⑵of u dit op een willekeurig moment op online ziet of dat, het gewoon ook voor u, vrijdagmiddag live op tv is.
あなたはこれを好きなタイミングにオンラインで見ているか、または、あなたのようにいつも通りに、金曜日の夕方の生放送か。
⑶De kans op het eerste is groter dan op het tweede.
1番の方のチャンスは2番より大きいです。
⑷Dat blijkt namelijk uit een nieuwe rapport van Morgan Stanley over televisie kijken in Europa.
それは特に、モーガン・スタンレイのヨーロッパでのテレビ視聴についての新しいレポートが明らかにしています。
⑸Daarbij gaan ze er vanuit dat Amerika ons voorland is.
そこでは、彼らはアメリカを私たちの行く先と仮定しています。
⑹dat ziet er zo uit.
それはこのような感じです。
⑺Dit is de gemiddelde tijd per dag dat nog traditioneel naar de televisie gekeken wordt.
これは、昔ながらにテレビガ見られている1日あたりの平均時間です。
⑻Dat was in 2012 op z’n hoogtepunt met 2 uur en 60 minuten gemiddeld per dag.
それは、2012年に1日あたり平均2時間60分でピークを迎えます。
(※2,6時間の言い間違いだと思いますが、一応言った通りにしておきます。)
各文の解説
⑴A achter komen でAを知る。という意味になります。この場合は、er niet achter komen で、目的語がerで曖昧にされているので、私には分かりません。とか私は知りません。というような意味になります。
⑵2個ofが続いていますが、両方とも「〜かどうか」という意味になる関係副詞です。動画自体に付いている字幕では、「of u dit ~ of vrijdagmiddag live op tv.」となっています。これは、1個目のofは関係副詞、2個目のofは接続詞の役割を担います。なので、een willikeurig moment op online of vrijdagmiddag liveで、好きな時にオンラインで見るか、金曜日の夕方にライブで見るか、ということです。
(かなりオンライン推奨な表現ですね。笑)
⑶1番と2番は前文の前者と後者の意味ですね。なので、「オンラインで好きな時に見る方がテレビでライブで見るよりチャンスは大きいです。」ということです。
Op het eerstではなくOp het eersteというように修飾する名詞がないのにeで終わるのは、省略されているからです。この文章の場合は、op het eerste ideeで最初のアイデアのと言うべきところですが、比較級、最上級ではidee部分を省略することがしばしばあります。なので、op het eersteで最初の方という感じにすることができます。
⑷Dat blijkt uit〜は、それは〜によって明らかにされています。という意味で、研究やレポートなどの客観的な資料・データを引用する際にかなりの頻度で使われる表現です。
Over televisie kijkenって文法的におかしそうですが、このkijkenは名詞です。Het kijkenという風に、Het+動詞にすることで、動詞を名詞にして使うことができます。つまり、Het televisie kijkenになるわけですが、特定なものではないので、定冠詞Hetがついていない状態です。
⑸vanuit ~ gaanで、〜と仮定する。という意味です。Voorlandは宿命、運命、など将来的に行き着く先という意味になります。それ以外には岬という意味もあります。
⑹er ~ uitzienで〜のように見える。という意味になります。英語で言う、looks likeのような意味です。Ik zie er 形容詞 uitのようにerとuitの間に形容詞を挟んで、〜みたいだね。という感じになります
Uitzienという分離動詞な訳ですがが、これは、op ~ uitzienで〜の方を見る、naar ~ uitzienで〜を期待する、〜を心がける、という意味にもなります。
⑺gemiddeldで平均のという形容詞になります。Middelenで平均するという動詞になります。Gemiddeldは平均でという感じの副詞としても使えます。
Dat以降は関係代名詞句で、昔ながらにテレビガ見られた。という意味ですね。
⑻年月・日付に対してはin、曜日に対してはop、時間に対してはom、なので、in 2012です。ですが、オランダ語では時間に付く前置詞はなしでも大丈夫なので、ik ga dinsdag wandelenでもik ga op dinsdag wandelenでも大丈夫です。Z‘nはzijn(彼の、これの)の省略形ですね。その他にも、haarは「d’r」または「’r」、mijnは「m’n」、目的語のhetは’tなど表記します。フォーマルな書き言葉ではないので注意。
Op het hoogtepuntでピークで、最高で、という意味。
Met 2 uur en 60 minutenですが、met 2,6 uur(met twee comma zes uur)の言い間違いだと思います。